2016.12.25 06:23みんながみんなグローバル人材にならなくてはいけないのか「グローバル人材の必要性」をマスコミが喧伝し、それに尻を叩かれるような形で各大学が「国際なんちゃら学部」を乱立させるという動きが少し前まで盛んに行われていたように感じる。しかし、日頃ニュースに関心のある方ならご存知の通り、グローバル経済の基軸であるEUやTPPからの各国首脳級人物による離脱宣言、移民抑制を狙う極右政党の世界的台頭など、時代の風向きは着々と内向きへ変わってきている。また、日本国内だけ...
2016.12.11 15:10日本のファッション誌について蔦屋書店で国内外の雑誌を漁っていると、日本のファッション誌の異質さに気づく。海外ファッション誌は、ビジュアルを多用しその雑誌ならではの世界観丸出しで、「見せる」内容という意味では、アートブックさながらの様相を呈している。一方、日本のファッション誌は、ファッションの装い方、例えば「袖捲りは、◯回折り返す」「ゆったりしたシルエットのボトムスを選ぶなら、トップスはコンパクトにしAラインを演出し、云々」な...
2016.12.06 15:09カウンターカルチャーの脆弱性(補足)ジャックケルアックの『オンザロード』を代表とする文学運動ビートジェネレーションも、いわゆるカウンターカルチャーのひとつとされる。ただ、訳者の青山南氏が確かあとがきにこんなようなことを書いていた。それは、ケルアック自身は「カウンターしよう」なんて全く思っていなかった、ということ。彼は権力に反抗しようなんてこれっぽちも思ってはおらず、社会が勝手にそう(カウンターとして)捉えただけのこと。かつ、政治やマ...
2016.12.06 15:08カウンターカルチャーの脆弱性アメリカにおけるベトナム反戦運動、公民権運動、ドラッグやフリーセックスを象徴とするヒッピー文化。日本における60年70年安保に付随するかたちで発生したマルクス主義的な学生運動・左翼運動。また、それらと精神を通わせる文学や音楽などの芸術なども含めいわゆるカウンターカルチャーと称されることがよくあります。それらは、しがらみや規律を嫌い自由を求める若者にとって、大きな求心力を持ちました。今回は、「反権力...
2016.12.04 15:08小津映画の違和感を紐解くみんなは小津安二郎の映画を見たことがありますか。昭和を代表する映画監督らしいのですが、自分が初めて小津映画を見た時は、違和感を感じまくりでした。母から「淡々とした映画だよ」ってことだけは事前に言われていたので、それは覚悟していました。でも、それ以外にも何かと違和感ポイントがたくさんありました。そんないくつかの違和感のなかでもひとつ取り上げたいのが、整然とした構図や短い簡単なセリフの繰り返し、奇をて...
2016.12.01 15:07流行語大賞「神ってる」じゃ、5年後10年後このワードを聞いても2016年を何も思い出させないよー。これはカープファンにとっては失礼に値するのだろうか。ただこれはなんか違う気がするのです。”若者言葉だった「神ってる」が、広島カープによって巷のおじさんにまで浸透したため。”ってのが選考委員の言い分らしい。「神ってる」っていうワードが既に今年より前から一般化してる若者にとっては、何の新鮮味もなくシラけてしまう結果...