おすすめのラジオ番組
こんな生き方をしている人がいるんだ。
『オンザロード』から言葉を借りれば、
「beat」とか、「hipster」って形容したらいいんでしょうか。
野村訓市さんを知ったとき、ぼくはそう思いました。
(野村さんも『オンザロード』を初めとしたビート文学を愛読しているそう。というか、それに影響されたのがぼくです。)
野村さんを知ったきっかけは、ブルータスや他ファッション誌の誌面上でした。
けれど、この人は最先端のファッションに身を包むことの真反対にいる人で、
黒縁メガネに、スウェットシャツ、ディッキーズのパンツに足元はコンバースというような。
それを「ノームコア」とかが叫ばれる前から、自分のスタイルとして定着させているような人でした。
若いときに世界中を旅してまわり、その中で出会った人にインタビューし、
それをまとめた雑誌『Sputnik』を刊行。
現在はTripster代表としてインテリアデザイン業(例えば、渋谷のカフェ「ON THE CORNER」とか)や
ユースカルチャー雑誌『Studio Voice』のクリエイティブディレクターも務めています。
さらには、映画『ロスト・イン・トランスレーション』などの監督で知られるソフィア・コッポラと親交があり、そのつながりで映画監督のウェス・アンダーソンとも交友が始まり、最終的には野村さん自身が彼の作品である『グランドブダペストホテル』に出演しちゃってます。(ちなみに、野村さんが好きな小説である『オンザロード』の実写版映画の制作総指揮はソフィアの父フランシス・フォード・コッポラ。自分が大切にしていた小説の映画を、友人の父が作るってどういう気持ちなんだろう。)
とまあ、普通の人なら5回生まれ変わっても到底たどり着けないような人に、約40年の人生で野村さんは出会い、zipファイルでも圧縮できそうにない最高に濃密な人生経験をしていると思いました。何より誰にも迎合せずにブレない生き方がかっこいいって思ったんです。
そんな人にぼくは興味を持たない訳はなく、気づいたら野村さんがナビゲーターを務めるラジオ番組に行き着きました。
それが「Travelling without moving」という番組です。
>「Travelling without moving」=「動かない旅」をキーワードに、
旅の話と、旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
とホームページ上で、説明書きされてます。
ぼくはそんなに音楽には詳しくはないけれど、
野村さんの選曲センスは言わずもがな、リスナーさんからのリクエスト曲も
素晴らしいものばかりです。
あとは、「旅」にまつわる特定のテーマ(前回は「スニーカー」でした)について、毎回番組中盤で野村さんが自身の経験をからめてフリートークをしてくれるのですが、それも野村さんの人生を覗き見できるようでぼくがいつも楽しみにしているところです。
東京ではJWAVEで毎週日曜20時から。関西ではFM802で毎週日曜24時から。
聞いてくれたら、きっとみんなも分かってくれると思います。
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